2008年06月08日

ホタルの名所・半沢  自然のホタルの息の根

ホタルの名所・半沢  自然のホタルの息の根
家の前が、ホタルの名所。

ここから、200メートルのところが、ホタルの名所・半沢。
 冬が、寒いので、ホタルが越冬できず、養殖ホタル。
  それでも、今では、めずらしく、多くの人が、集まる。

辰野のホタルは、ここから北へ、少し。
 町をあげて、ホタル祭りで、盛り上がっている。

ここからが、おいらの本音。
 実は、ここ、南箕輪村に家を建て、移り住んだ25年程前。
  今の半沢にいるゲンジボタルではなく、
   このあたりのたんぼには、ホタルが、たくさんいた。

ホタルって、自分でも、光りを出すくせに、
 光の漏れる我が家の網戸に、ホタルがたくさんとまっていた。
  外に出れば、ほたるが、あっちこっち、舞っていた。

今は、ほとんど、いない。
 半沢のホタルが、いなくなったあと、1ヶ月ほどで、
  広い田んぼに、1〜2匹、見かける程度。
   コンクリートで、固めた水路に、なっちまったことと、
    大量の農薬。
     これらが、自然のホタルの息の根を、止めた。

明日は、我が身。
 自然のホタルの住めなくなった、そんなところに、
  我々は、暮らしている。

都会人が、羨ましがる、この緑の大地も、あやうい。 (-_-メ)

それでも、半沢のホタル、
 あと、一週間少しで、舞いはじめるでしょう!

ホタルといえば、辰野の松尾峡が、有名ですが、
 ここ、半沢のホタルも、漆黒の林・せせらぎの音を、
  バックに、美しく、舞ってくれます。

 おいらは、出始めのホタルの青い光の美しさに、惹かれる。
  そんなおいらの作った歌は・・・

 半沢を愛する歌

  作詞 半沢を愛する会会報から
   補作詞 おいら
   作曲 おいら

 さわやかな木々の霊気 今生まれる せせらぎ
  南箕輪田畑の ここが半沢
   幼い僕らが 遊んだ川
  いつまでも このまま 流れつづけて
   僕らの夢を 見つめつづけて

 こころを 少しとめて 耳をすましてごらん
  歌っているのが聴こえる 半沢のリズム
   人は自然の一部に すぎないこと
  今!感じられたら 元気になれる
   あなた ひとりの地球じゃない!からね

 なくしてしまわないと 人は気づかないけれど、
  なくしてからじゃ遅いさ 今の半沢
    幼い僕らが 遊んだ川
  いつまでも このまま 流しつづけて
   大切にしようよ 心のふるさと


 以下に、半沢のホタルのホームページ↓
http://hanzawa1.at.infoseek.co.jp/

ここまでの土地感のある方は、ぜひ、いらしてください。

 以下に、南箕輪村・観光マップ↓
http://www.vill.minamiminowa.nagano.jp/kanko/map/index.html






Posted by わさび田のパパゲーノ at 20:35│Comments(1)ホタル
 

この記事へのコメント

長野県辰野町松尾峡は古くからホタルの名所として有名です。

しかし1960年代に,主として観光目的で,地元産ゲンジを補うために,膨大な数のゲンジ幼虫や卵が,他県業者などからの購入や譲渡によって,放流されました。それによって,今のゲンジ集団の基礎が築かれました。

しかし移入ゲンジと地元産ゲンジは,遺伝的系統も発光周期も異なっています。

最近の研究によって,松尾峡では他県産ゲンジが地元ゲンジを圧倒し,地元産ゲンジは増えるどころか,壊滅的な打撃を受けたことが明らかとなりました。この影響は、放流が無かった下流地域まで及んでいます。つまり、地元産ゲンジが子孫を残しにくくなっているのです。

しかし,この地を管理しホタル祭を実施している町役場は,この移入の歴史を伏せていて,ホームページやパンフレットでは地元産ゲンジを増やしてきたかのように述べています。また,ホタル保護と銘打っていても,松尾峡では移入ゲンジを増やしているだけで,観光に役立たないヘイケの生息地は破壊され,荒地や駐車場となっています。

私たちホタル研究者は,このような観光優先の移入ゲンジ養殖政策を改めるように申し入れていますが,全く無視されています。

ここ,松尾峡はゲンジボタル生息地として,県の天然記念物に指定されています。今年(2009),ここでゲンジを無断捕獲した男性が,天然記念物保護条例違反として警察に突き出され送検されました。しかし,役場がしている移入ゲンジによる在来ゲンジの迫害には,これまで何のお咎めもありません。そもそも,この条例には,採るな,減らすな,荒らすな,というような規定はあっても,他地域から入れるなという規定がないのです。しかもゲンジ対象なので,ヘイケの生存が脅かされても全く問題にならないという,おかしな話なのです。

観光優先で,地域おこしに役立てば生物多様性の犠牲もやむなし,というようなホタル飼育を実施する行政と,それに対処できない天然記念物保護条例があるのです。

詳しくは、kumageraのブログを見てください。
Posted by kumagera at 2009年11月02日 05:52
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